ニッケイ新聞 2008年2月14日付け
すでに半数近くの在伯県人会が、〇八年度の総会を行った。各県人会の総会へ取材に行く度に議題にあがるのは「県人会に会費を払って何かメリットがあるのか」「そろそろ会費を値上げしても良いのでは」「後継者の育成を」などだ。
中でも、会費問題に関してはどこも頭を抱えている。県人会の運営費の一部を担っているし、近年物価上昇も追い打ちをかけ、値上げは必要不可欠な状況に。
また、会費問題に加えて、県費留学生や研修生のOBの現状は、との声があがる。日本に行くために一時だけ県人会に所属し、帰国後は関係しない人が多く、県人会活動に参加するのは約一割、と関係者は話している。
県人会運営には欠かすことの出来ない会費。同県人の憩の場として末永く使用し、存続させていくためには、会費値上げは避けられないのだろうか。 (坂)