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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年2月15日付け

 誠意もなにもあったものではない。百周年協会のマスコット募集の件だ(二月八日付け七面)。
 二年間も募集を続け、門外漢ばかりが最初の選考をしたのは、連邦政府が百周年オープニングをする直前。最終的に有名漫画家の作品が公式に発表された。
 応募者に感謝状を送ったという幹部の言葉も真っ赤な嘘だったわけだから、呆れるばかりだ。
 この件に関し、釈明したのは、広報担当の女性。幹部らは近くにいたにも関わらず、見て見ぬふりだったようだ。
 本紙が間違いを指摘した「ブラジル日本移民小史」(一月二十三日付け七面)を受け、発行元である百周年協会が翌日広告を出したが、責任者不在の内容。
 「批判に関する説明は後日―」とも書いてあるが、十五日現在それは果たされていない。
 この団体に自浄作用はもはやない。  (剛)