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黒字決算の東京都友会=新年会、日本舞踊を鑑賞

ニッケイ新聞 2008年2月16日付け

 ブラジル東京都友会(坂和三郎会長)は、毎年恒例の新年会を九日、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイ・パラセ・ホテルで開いた。会員ら約八十人が出席し、親睦を深めあった。
 坂和会長はあいさつで、「今年の百周年にあわせて東京都の副知事が来伯するかもしれないと総領事館から連絡があった」と報告。さらに「幸運なことに毎月お金が貯まってお金の心配がないのが都友会」と述べ、会場の笑いを誘った。これはパウリスタ通りにあるビル内の部屋賃貸料が毎月入るためで、昨年は一万六千レアルの黒字と発表された。
 また同会長は研修・留学派遣制度の再開を望みながらも「難しい状況」とした。同派遣制度は三年ほど前まで続けられていたもので、現在は、都の財政事情などを理由に受け入れ許可が下りないでいる。
 昨年度の事業報告のなかで、八月には会員の親睦温泉旅行としてサンパウロ州リンス市にあるブルーツリーホテルに出かけたと報告。今年も同時期に会員の親睦旅行を実施する計画という。
 席上、アトラクションとして藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞校長)の門下生が祝賀の踊りを披露したほか、同会会員の婦人らが一年かけて同学校で学んだYOSAKOIソーランなどを発表。ビンゴ大会、カラオケ大会もあり、会場は大いに盛り上がっていた。