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東西南北

ニッケイ新聞 2008年2月29日付け

 一度風邪をひくと同種のウイルスには抗体ができるものだが、薬品耐性の強い病原菌出現が医学界での頭痛の種。ブラジルを含む四五カ国では、治療困難な結核の症例報告があるという。ブラジルでは毎年八万人の結核感染の報告があり、五〇〇〇人が死亡。早期治療第一で、一五日以上続くセキや寝汗、食欲不振、疲れやすくなり、やせるといった症状に注意が必要。
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 ちょうど一年前、サンパウロ市モエマ区の銀行強盗事件で流れ弾にあたって下半身不随となった十四歳の少女が、一年間で失ったものと得たものとを語っている。両足の機能、八年生の授業と卒業式、体重、食欲はなくしたが、恋人と、車椅子で生活できるよう銀行が提供してくれた家、何年か後に看護高等学校で学びたいという夢をもらった彼女。今年中に八年生を終えたいと願う彼女を、母親と恋人が支えている。
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 先週三件の人身事故が続いたサンパウロ市地下鉄。線路に転落する事故は月に一件か二件、年に一二~一五件が相場なのに、今年は二月だけで四件も起きた。地下鉄側は、入り口部分に扉のついたガラスのフェンスを張り、プラットホームからの転落を防止する一方、換気設備も整える予定。五月~九月にかけては、地下鉄駅構内やトンネルの中でも携帯電話が使えるよう、アンテナとケーブルと設置するとの報も。
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 ゴイアス州で泌尿器科の手術を受ける予定だった婦人が、四カ月待たされた後の手術で子宮を摘出されてしまった。最初のご主人との間には成人した子供が二人いるが、再婚したご主人には子供がなく、試験管ベイビーをと願っていた矢先の医療ミス。賠償を求めた裁判で勝っても、我が子をとの夢は戻らない…。