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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年2月29日付け

 本当なら、日本の入国管理局の〃お役所仕事〃も酷いものだ。二十五日付けトゥド・ベン紙によれば、ゴイアス州出身の日系女性が日本滞在ビザを延長するために、ブラジルのInstituto de Criminalisticaが発行した犯罪経歴証明書を提出したら、そこに「Policia Civil」の文字が見あたらないからと、正式な書類にも関わらず申請を受け取ってもらえずに途方に暮れている。ブラジルの書類は州によって、書式が違うことある。入管から在外公館に問い合わせればたちどころに判明するだろうに。役所の風通しを良くして交流を盛り上げるのも日伯交流年か。
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 将棋大会での楽しみは、将棋はもちろん、一番はなんと言ってもお酒なのかもしれない。クリチーバの老中戦では、開会式終了後には早速、ビールやウイスキー、日本酒などを飲み始める人、時間が進むに連れ、徐々に酒を片手に将棋を楽しむ人の姿が増えてきた。「酒が増えても頭は正常だったよ」と余裕の笑みでトロフィーを見せてくる人もいた。年に一度全伯から集まって酒を酌み交わし、将棋を楽しむ姿はなんとも微笑ましいものだ。