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テレビは斜陽化へ=消費者の生活スタイルが変わる

ニッケイ新聞 2008年3月5日付け

 イボッペは二〇〇七年の宣伝広報での総投資額五百十八億レアルの内訳を調査した結果、TVグローボのライバルは最早、レコルデでもSBTでもなく、ポン・デ・アスカールやウオル・マート、カリフルであると発表した。
 テレビにつぎ込む宣伝費が、大きく後退しているのだ。市場の広報スタイルが変わり、規模も拡大した。広報サービスとは従来の単なる宣伝でなく、広報活動が奥行きのある産業の一つとして社会から認められることだという。
 広報産業が今後、GDPを上回る速さで成長すると業界は見ている。消費は生産を上回る早さで成長し、メーカーは頭の切り替えを余儀なくされる。都市美化法で撤去されたミディア媒介を始め、ラジオや雑誌、テレビが斜陽化する。
 有望視される将来の広報ミディアは、インターネットとホーム・シアーター、有料テレビ、辛うじて新聞とされる。消費者の生活スタイルが、デジタル時代を反映して変わったのだ。