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多国籍は増資しても生産性が旧態依然

ニッケイ新聞 2008年3月6日付け

 応用経済研究所(IPEA)は二日、多国籍企業の直接投資は過去最大を記録するものの、生産性が低く技術の移転が行われていないので経済への効果が表れていないと指摘した。多国籍企業は、各部門の国内下請け企業にも技術指導を行うべきだという。
 見たところ下請けの殆どは、オートメーションによる増産や生産性の成果がない。多国籍の海外直接投資は昨年、一昨年より投資を倍増し国内企業の三倍の生産性が期待されたが、その様子はない。特にダメなのが、製薬企業だとIPEAはいう。