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東西南北

ニッケイ新聞 2008年3月6日付け

 停電や落雷で電気製品が壊れた場合、日時とどの製品のどこが壊れたかを明らかにした上、製品の領収証、最新の電気代の請求書コピーを持って、電力会社(サンパウロ市ならエレットロパウロ)に申し入れると、弁償してもらえる可能性あり。故障が停電や落雷によるものであることを証明することが難しいという問題があるが、弁償請求は消費者の権利。この場合、会社が製品を見にくるまで修理しないほうが良い。
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 南リオ・グランデ州の郵便配達人が、郵便物の遅配に対し、顧客として抗議。二月二十九日に受取った郵便物は、十三日の消印で、奨学金受領者に選ばれたから二十七日までに出頭すべしと。既婚で一歳半の女児もおり、授業料は給料とほぼ同額。奨学金受領以外に勉学の道のない配達人は、最後の望みをかけ、週末の二日間と勤務時間外、自分自身を鎖で郵便局につなぎとめて過ごした。四日になり、熱意に負けた大学が授業料の半額免除を提案。本人は喜んでその日のうちに入学手続きを済ませた。
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 四日、サンパウロ市モッカ区で、車庫から車を出して欲しいと頼まれた十六歳の少女が、七十歳の婦人を引っ掛け、十五メートルも引きずった上、コンドミニオの門を壊し、門から十メートルの所で止まるという事故。養母の具合が悪くなり慌てていたという。亡くなった婦人は通称イオネ。苗字はカバガワだったと。
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 リオ市のスラムに麻薬密売者逮捕に出向いた警察が四日、武器庫とともにエアコンや大きな鏡、ケーブルテレビなどのあるホテルのスイートルームのような隠れ家を見つけた。警察が踏み込んだ時、テーブルには冷たいシャンパンやウイスキーが置かれていたという。