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県連=公開討論は見送りの方向=中沢氏から再要請文書

ニッケイ新聞 2008年3月8日付け

 【既報関連】宮城県人会の中沢宏一会長が県連の松尾治会長あてに出していた公開討論会の開催要請文書に対し、松尾会長は要請に応じない方針を固めた。
 松尾会長は五日、電話で中沢氏に対して二人だけでの話し合いを提案したが、中沢氏は公開を求めたため、物別れに。その後、同日夕刻の執行部会で、執行部の意見として開催すべきでないという他役員の総意が伝えられ、会長も了承した。
 「公開討論をして何を話すのか」「水かけ論になるだけ」といった理由に加え、県連の将来に関する話し合いについても、今期で退任する松尾会長が話す事ではないという意見だったという。
 これに対して七日、中沢氏は、要請への返答が得られていないとして、再び松尾会長に公開討論会開催を求める文書を県連に届けた。外出先で電話取材に応じた松尾会長は、その文書をまだ見ていないとして、「執行部の皆さんに見てもらうことになるでしょう」と述べた。