ニッケイ新聞 2008年3月11日付け
ミナス・ジェライス州のアエシオ・ネーヴェス知事は三日、PMDB(ブラジル民主運動党)のテメル党首と会談、二〇一〇年の大統領選を視野に入れ「ルーラの後釜」を狙っても「反ルーラ」のキャンペーンは行わないと公言した。
同知事はPSDB(民主社会党)から次期大統領選の党公認候補として指名されるのが本望であるが、セーラサンパウロ州知事と党公認を競い敗れるなら、PMDBと連立を組んで立候補する考えを明かにした。同知事は、PSDB内のネーヴェス派とPMDBを中心とする連立を視野に入れた。
ネーヴェス知事の見方では、ブラジル経済が好調なことでルーラ政権を敵に回す戦法で国民の支持は得難いと見ている。ルーラの後釜には、反ルーラである必要はない。反ルーラよりも親PMDBを旗印とし、DEM(民主党)も同知事は取り込む考えらしい。