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キッティに暗号装填=ブラジルからコロンビアへ指令

ニッケイ新聞 2008年3月11日付け

 ヘローキッティの目玉に暗号を打ち込み、麻薬組織のボス、コロンビア人フアン・R・アバジアがE・メールを送信していたことが判明した。
 同容疑者は昨年八月、サンパウロ市で連邦警察によって資金洗浄と公文書偽造の容疑で拘束された。拘置所から毎日、ヘローキッティの映像を二百回送信するので連警が不審とした。米諜報機関が、ブラジルは暗号解読に不案内だとして解読の協力を申し出た。
 ヘローキッティのデジタル映像は、各色が二十四バイツで構成される。二十四バイツの内三バイツに情報が内臓され、受信者は文章や音、映像に復元できる。内臓された情報は、見たところ全く関知できない。受信者だけが、隠されたコードを解読し、情報を開く。指令は潜伏先や麻薬の販路拡張であった。