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観光都市、産業都市へ変身=カラグアタツーバにガス精製所

ニッケイ新聞 2008年3月12日付け

 人口九万人の観光都市カラグアタツーバにペトロブラスが十四億レアルを投じてガス精製所を建設する。場所は、地元民が貝の養殖をしていた場所だ。
 いっぽうで、同市は大資本が動くとの噂で、大型店舗の進出や大学のキャンパス出前で沸いている。サントス大陸棚から運ばれるガスのローヤリティが地元に落ちるからだ。年間一億九千万レアルらしい。市予算が倍増するのだ。
 同市が産業都市に生まれ変わると聞いて、職を求める労働者が周辺から押し寄せている。中にはならず者も少なくない。治安は急変。市長は、ローヤリティで潤う都市の視察に出かけ、起こる問題と対策について勉強を始めた。