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肝臓移植を合理化=重患優先のため死亡率は今一

ニッケイ新聞 2008年3月13日付け

 サンパウロ州保健局は十一日、二〇〇六年七月に肝臓の臓器移植システムが導入され、重患優先により対応が改善されたのに関わらず目標の死亡率減少には至ってないことが判明した。
 臓器移植希望者の五〇%を占めるサンパウロ州では、待機中の死亡者が増えている。いっぽう移植不要とされた患者リストでは、登録者が減少した。当初は先着順に移植手術を行っていたので、単なる順番確保のための移植希望は、受け付けないことにしていた。
 現在は六千四百五十二人が、肝臓移植を待っている。そのうち三千四百三十二人は、サンパウロ州だ。これまでは手遅れと考えられた肝臓癌や変質肝臓も、現在は優先者の中へいれている。移植希望者の登録には、モデル制度を導入し、患者の容態の度合いを類別したため、希望者数は減った。
 肝臓癌の移植は他の移植希望者の妨げとなり、高率死亡の原因となっている。モデル制度は、三回の定期検査により六度から四十度に類別される。肝臓癌と認識されると、二十度へ編入される。従って肝臓癌の移植手術が増えた。
 年々肝臓癌の移植希望者が増えている。それが死亡者の減らない理由らしい。

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