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農業補助金に変化=EUが政策の誤りを認める

ニッケイ新聞 2008年3月15日付け

 EUのフィッシャー・ボーエル農業代表は十三日、エタノールに対する補助金付与の大部分を取り止める方針をEU加盟二十七か国へ伝えた。これまでEUは、エタノール原料の作付けでヘクタール当り、四十五ユーロを補助した。しかし、それが食費値上がりの原因になったとして政策の誤りを認めた。
 これまでドーハ・ラウンド難航の原因であった補助金制度の一部が崩れたことで、ブラジルの農産物輸出にも明るい日差しが見えてきたようだ。バイオ燃料をコモディテイ市場値上りの元凶とする考え方が、間違えであったという。エタノールは全ての問題を解決する魔法の杖ではないが、エネルギー政策では重要なファクターであることに違いはないと述べた。
 EUは、二〇〇九年一月一日の政権発足に向けて動き始めたようだ。エタノールについてEUは、現実的見解を採ることにしたらしい。二〇二〇年までに大気中の炭酸ガスを二〇%減らすため、車両の一〇%は、エタノールを消費させる方針と打ち出した。
 エタノールは環境問題の武器であり、石油依存から解放される手段と見ている。現在九八%を石油に依存しており、ある日石油供給が止まったら、エタノールが救うことになる。EUは、エタノールを見直そうというのだ。

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