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服務不履行、姿消す=元PT事務局長に出頭命令

ニッケイ新聞 2008年3月19日付け

 大統領府のグシケン元広報長官は十七日、公金横領罪を審理する裏金疑惑から無罪が判決される可能性が高いことを明かにした。サンパウロ州連邦裁の第二刑事法廷で行われた裁判の後、同元長官は最高裁判事の四人が同容疑者に対する告発を却下したと述べた。
 連裁の見解では、公社から出た資金の行方について広報局に責任はない。省庁と広報局とは、責任の所在も異なる。元長官は在任中、政府機構の再組織化に専念し公金の交付決定に一切関わっていないとした。
 元長官は裏金疑惑の首謀者とされる広報業者ヴァレリオ容疑者とは面識がないし、Visanet契約については知らないという。
 いっぽうPT(労働者党)幹部であったシウヴィオ・ペレイラ元事務局長は、福祉事業服務の刑をうけたが服役せず住所不明である。四十八時間以内に出頭しないと服務刑は取り消され、ジルセウ元官房長官とともに裁判を受ける。