ホーム | 日系社会ニュース | 兵庫総会=苦しい県人会の財政=知事一行歓迎に全力

兵庫総会=苦しい県人会の財政=知事一行歓迎に全力

ニッケイ新聞 2008年3月19日付け

 ブラジル兵庫県人会(尾西貞夫会長)の二〇〇八年度定期総会が九日午前、ニッケイパラセホテル内のレストラン「誠」で開かれ、五十八人が参加した。
 昨年中に死去した会員に一分間の黙祷を捧げた後、尾西会長があいさつ。〇七年の事業報告では、県農業高校生海外研修生グループの受け入れや、石川県人会への地震見舞金、和井武一元会長の死去、後藤留吉さんの白寿表彰、山本善三郎さんの百歳表彰など、昨年中の出来事が報告された。〇七年度研修生の天野仁苗さんによる帰国報告もあった。
 会計報告では、県人会の厳しい財政状況が説明された。会費を今年から四十レアルに値上げし、これまでは免除されていた七十五歳以上の会員も今年から会費を支払うことが承認された。
 今年度事業としては、百周年式典参加のため来伯予定の井戸敏三知事をはじめとする慶祝団の歓迎、県連日本祭への参加、農業研修生の受け入れなどを承認。総会後は昼食会が開かれ、一同懇談した。