ニッケイ新聞 2008年3月19日付け
選挙戦も予想された県連改選は、中沢氏がシャッパをまとめきれなかったことで、執行部シャッパの信任に落ち着いた。
与儀氏の会見にあわせた中沢氏の〃敗北宣言〃。そのタイミングの良さに驚いたが、いさぎよさを感じさせる光景ではあった。
会を二分した前回選挙のしこりを引きずったことで、県連はこの二年間、まとまりを欠いた。日本祭は黒字で終えたが、それ以外のことまで手が回らなかったというのが実状ではないか。百周年への取り組みもしかり。いくつかの記念事業を出しながら、会として具体化させるまでには至っていない。
「この先また、二派に分かれて対立するようなことはないか」との問いに対して、二氏とも協力し合う意思を見せた。この日の握手が今後の会運営につながっていくか、注目したい。 (ま)