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サンパウロ市で交通規制改革=路線バス増便とスピード化

ニッケイ新聞 2008年3月20日付け

 カサビサンパウロ市長は十八日、サンパウロ市の渋滞解消のため路線バス専用車線の改善案を作成した。自家用車を所有する人が、路線バスを利用し市内に車を乗り入れないためである。また路線バスの交差点や通路遮断で乗用車が、渋滞の原因になっているのを排除するという。
 同案によれば、百七十五路線に一般乗用車の駐車制限とトラックの積み下ろし時間が制限される。時間限定は、ヴェルゲイロ通りとクペセー大通り、MBoiMirin、イエルヴァンチ・キサジキアン大通りなど。実施は‘四月十五日から行われる予定。
 十九拠点は路線バスの運行量を増やすためバス停を延長し、路面の保全に予算をつぎ込みバスの速度スピード化を図る。各所には乗用車の侵入を防ぐ防御壁を設ける。MBoiMirim三・五キロは、バス専用の完全武装になる。
 その他のバス路線の変更が、コンソラソンとイピランガの交差点やバンデイラ・ターミナル、バルジニャで行われる。クレーリア通りは来週からバス専用速成車線になる。
 レボウサス大通りとファリア・リーマ大通り交差点で、バスの渋滞を防ぐ追い抜き用の第二バス停を試験的に設置する。乗用車を運転する人は、カーナビを使い幹線道路の運行を避けるよう呼びかけている。