ニッケイ新聞 2008年3月20日付け
日本学術会議メンバー「日本農業機械学会」(小池正之=筑波大学教授=会長)が第一回「国際功績賞」(英文の表彰状と表彰盾)を西村俊治氏(西村俊治技術財団理事長)に贈ることをこのほど決定した。
同学会は、三七年の設立、現在会員(法人、個人)千六百人。農業機械、農業施設、農業機械化の学術進歩発展の促進をはかることを目的として、研究、開発の成果発表ならびに褒賞、学術会議、学術会議、シンポジウム開催などによる、新世紀農業技術、ハイテク化、国際化などの理解、向上に努めている。
今年度から国際功績賞が設定され、西村氏が初の受賞者に選ばれた。選考委員十一人の全員一致だったという。
授賞式は、来る二十八日に宮崎市で行なわれるが、西村氏は高齢のため、出席が困難なので、来る四月の西村財団二十七周年、JACTO六十周年を祝う式典の席上、しかるべき機関の手を経て伝達する予定。
西村氏自身は「賞は私一人でいただくものでなく、JACTOの今日を築いた三人の技術者(現JACTO役員)との共同受賞にしたい」と希望している。