ニッケイ新聞 2008年3月20日付け
ガルボン・ブエノ街とアメリコ・デ・カンポス街の角にあったビンゴ店。閉鎖後、数カ月間放置されていたが、最近になって改修工事が始まっている。聞くところでは韓国系が所有権を買い取ったようで、中を区切り、小さな店が並ぶような計画になっているのだとか。その以前はガレージだったと聞く。隣接したビルも旅行社からガレリア、銀行と変わってきた。こちらがどのように生まれ変わるか楽しみなところ。
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東京・渋谷の表参道ヒルズで十一日から十三日まで、ブラジルのファッションブランド展示会「ブラジル・ファッション・ナウ(Brasil Fashion Now)」が開催された。昨年に続いて二度目。今回は服飾、靴、アクセサリー、水着など二十三のブランドが新作を出展。アペックス・ブラジル(ブラジル輸出・投資振興庁)が呼びかけ、ブラジル側の四業界団体が参加する気合いの入れようだ。隣りの千葉・幕張で開かれた国際食品見本市では、こちらもアペックスの呼びかけで「ブラジルの食」を紹介。ブラジル商品の日本売り込みは加速するか。
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「医者のいない病院みたいなもの」。十三日にあった人文研総会。研究者が長年いない状況に、出席者らからは、自嘲気味の発言も聞こえた。八年間、会計理事を務めた鈴木正威理事も「できるだけ無駄な支出がないよう心がけた」というように、経済的余裕がないというのが実情だろう。脇坂勝則顧問曰く、独自の研究生招聘は〃悲願〃だ。所長の不在も長く続いているが、このたび理事に役をつけ、活性化を図る考えだ。今後の展開に期待したい。