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新取引所が発足=株主総会承認と政府認証待ち

ニッケイ新聞 2008年3月27日付け

 サンパウロ市証券取引所と先物商品取引所は二十五日、正式に合併することで合意に達したと発表した。名称は当分「ノーヴァ・ボルサ」とし、近く株主総会を開催し承認を受ける。ノーヴァ・ボルサの新株は、五〇%づつ双方の株主で持ち合う。
 ノーヴァ・ボルサの経営評議員会も双方から同数参加する。二〇〇八年十二月三十一日まで双方の頭取と理事からなる臨時委員会が構成され、同委員会が新頭取と新理事を指名し取引所の運営を行う。
 取引所合併は、中央銀行の有価証券審議会(CVM)と公正取引委員会(Cade)の認証を受けねばならない。両取引所が株公開を行ったときから、合併は視野にあった。シカゴ穀物取引所が最近、ニューヨーク商品取引所を買収したことで両取引所の合併が盛り上がった。
 両取引所の合併によりボベスパ株は三・九七%上げ、二十四レアル八五センターボにつけ市場でのボベスパ価格は百七十五億二千九百万レアルとなった。先物商品取引所(BM&F)株は六・六六%上げ、十六レアル八〇センターボにつけ、市場価格は百六十九億八千百万レアルとなった。