ニッケイ新聞 2008年3月27日付け
今年開教百周年を迎えるブラジル本門仏立宗(田尾清理事長)は、移民百周年を記念して、日本から第二十四世講有・小山日誠上人や七十人の団体参拝客を迎えて、「寂光祭」と「記念大法要」を執り行う。
寂光祭は、あす二十八日午後七時半から、サンパウロ市の中央寺院日教寺(Rua Ibaragui Nissui,166-Jd.VilaMariana-SP)で開催。寂光とは、常寂光土の略で、生滅変化を越えた、法身仏のいる永遠の浄土を指す。
祭では、小山上人の説法や法要、ブラジル開教につとめた茨城日水上人について紹介するビデオ上映を予定。また、特別に「剃髪得度式」もおこなう。
茨城日水上人の功績を盛大に称える、門祖会並びに百周年大法要は、三十日午前九時からリンス大宣寺、四月六日午前十時に中央寺院日教寺で開かれる。
これらにイベントに先立ち日本から同宗妙深寺の長松清潤住職が来伯、二十四日来社し、「御講有は今回のために両足を手術して準備を整えられている。カトリックでいえば、パパ(教皇)が来伯するのと同じくらいのこと。宗徒に限らず、大勢の人たちに来ていただきたい」と呼びかけた。