ニッケイ新聞 2008年3月27日付け
【静岡新聞】来年度から小学校に入学する外国籍の子どもが集団生活や学校の雰囲気を体験する「ぴよぴよクラス」(浜松国際交流協会主催)が二十四日、静岡県浜松市南区の市立遠州浜小で始まった。
取り組みはことしで三回目。参加者は同小と近隣の市立砂丘小に入学予定のブラジル人の子ども十二人で、大学生や昨年の参加者で現在幼稚園などに勤務する八人が先生役を務めた。入学時、言葉の壁だけでなく日本の〃学校文化〃に戸惑う子どものため、朝の登校やあいさつ、掃除などを再現しながらゲームなどを交えた楽しい授業を展開した。
最初は緊張していた子どもたちも歌や踊りを通じて次第に表情を和らげ、机を並べての給食やブラジルの家庭ではあまり飲まない冷たいパック牛乳にも挑戦した。浜松学院大の中小路明日美さん(19)は「三日目には『学校が楽しい』と思ってくれるように頑張りたい」と笑顔で話した。