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ニッケイ新聞 2008年3月27日付け

 二十五日にサンパウロ市内で開かれた新型カローラの発表セレモニーは、まるでハリウッドスターが登場するかのような演出で、詰め掛けた記者を驚かせた。大きなバックスクリーンに、重低音がきいたサウンド、コーラス隊の合唱に続いて白煙のなかから、ドドドォオンと舞台下から新型カローラが登場。さすが世界のトヨタと思わせる演出振りで、費用のかけ方も相当なものだったはず。
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 日本移民百周年の今年、トヨタはブラジル進出五十周年を迎える。二十五日の会見で、長谷部省三メルコスル・トヨタ社長は百周年についての質問にこたえて「(移民百周年は)純粋に百年の歴史を振り返る機会にすべきで、(戦略上の)コマーシャル媒体として利用したくなかった」とコメント。ただ、「百周年協会には出来る限りの協力をすると話している」と説明した。
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 昨年のミス・ユニバース世界大会で一位に選ばれた森理世さんと、ブラジル代表で二位になったナタリア・ギマランエスさん。結果はブラジルでも話題になったが、その二人がこのほど、ブラジル産アセロラの普及を目的とした「日伯アセロラ大使」に任命された。東京で開催中の「青山ブラジリアンウィーク」のイベントの一環として行なわれたもので、任命式にはナタリアさんも出席してアセロラの〃効果〃をピーアール。読売新聞によればナタリアさん、「お母さんには、『アセロラジュースを飲めばミス・ブラジルになれる』と言われて育った」とか。