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対外収支で挽回策=サービス輸出に負担金免除

ニッケイ新聞 2008年3月28日付け

 対外収支が悪化していることで政府は、サービスの輸出奨励策を検討している。候補に上がっているのが、IT技術やコンサルタント、技術サービス、技工サービスなど。ソフトウエアやIT技術部門には、給与一覧表に対する二〇%課税の免除や売上の二%課税免除を検討中だ。
 サービス部門の経費は、大部分が人件費である。輸出サービス部門にだけ免税するか、下請けの非輸出サービス部門にも恩典を与えるか。サービス業にとって人件費に対する課税免除は大きい。これは税制改革にも盛られたが、輸出に関するものは急ぐよう財務省が発破をかけている。
 ソフトウエア企業とIT技術企業にCofins(社会保険納付金)や機材購入にかかるPIS(社会統合基金)の免除も、政府が検討する。条件として生産サービスの八〇%輸出を六〇%に下げる考えだ。