ニッケイ新聞 2008年3月28日付け
十日からサンパウロ市オズワルド・クルース病院に入院していたジャーナリストのセルジオ・デ・ソウザ氏が、二十五日未明に多臓器不全で亡くなった。享年七三歳。一九五八年にフォーリャ・デ・サンパウロ紙でジャーナリストとして働き始め、その後、雑誌レアリダーデやカーロス・アミーゴスの発行を手がけた。
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昨日の本欄でも触れた結核キャンペーンの一環として、サンパウロ市では本日八時~十七時に、レントゲンと痰、肺活量の検査を無料で実施。三週間以上セキが続いている人は、RG持参で、Instituto Clemente Ferreira(Rua da Consolacao,717)まで。結果はすぐに出、結核の場合の治療も無料。
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二十六日にゴイアス州アパレシーダ・デ・ゴイアニアの農場で、六十~七十歳の老女三人を長期にわたり監禁状態に置いていた上、三人の年金を着服していたとして、四十九歳の女性が逮捕された。三人のいた部屋の衛生状態は最悪で、食事は日に二回。三人は栄養失調を起しており、うち二人は脳溢血による言語障害もあった。
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サンタカタリ―ナ州で、動物用の薬や農薬をシャンプーに混ぜて使い、中毒症状を起した例が報告されている。二十五日に三歳の女児が死亡した例も含め、報告は全部で一八件に及ぶというが、しらみ退治のために、農薬や動物用のしらみや皮膚病の薬をシャンプーに混ぜて使い、中毒を起したという。同様のケースは昨年も一三件が報告されているという。
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サンパウロ州大サンパウロ市圏のマウア市で二十五日夜、警察がスラムにあるバールの地下室に隠してあったコカインとクラックを押収。七十一歳の女主人を連行し、取り調べている。