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暗証番号はキーで=ネット預金の盗難が皆無

ニッケイ新聞 2008年3月29日付け

 TOKENは、銀行取引に常用する暗証番号(セーニャ)を入力した小さな電子キーを開発した。ブラデスコ銀行は、同キーを百万個発注し、さらに二十万個の注文を追加。他にウニバンコやABN・Amro、イタウー銀行も同システムを導入した。
 銀行はこれから、大口預金者に暗証番号を渡さないで電子キーを渡す。驚いたのはソフトウエアの同業企業で、一斉に類似品の製造を始めた。今のところ、TOKENの一人舞台だ。市場に登場したときは、百ドルであった。いまは七ドルに下がった。
 やがて携帯電話のように普及し、預金者全員が所持すると見ている。インターネットで起きる銀行預金の盗難は年間、三億レアルに達していた。TOKENを使用してから、盗難事件は皆無という。