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東西南北

ニッケイ新聞 2008年4月4日付け

 このところ連日報道されているのは、一日付け本欄でも触れた五歳の少女の死にまつわるもの。父親は、第三者が侵入し、少女を窓から投げ落としたに違いないと主張してきたが、その後の捜査で、少女は窒息させられた形跡があり、家宅侵入の痕もない、「お父さん、やめて」と言う叫び声を聞いた人がいる、などから、二日夜、父親とその後妻の二人に逮捕状が出された。犯罪を立証する証拠の開示などはされていないが、少女の母親は、二〇〇三年に、父親から脅迫されたと警察に訴えたこともあり、「真実が暴かれ、裁かれるべき」だと。
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 幼い子供の虐待などのニュースが続くが、ゴイアス州で昨年七月に、牛に焼印を押す鉄がまだ熱いことを知りながら、九歳の少年の足にHLの二文字の火傷をさせた農夫二人が訴えられている。火傷の痕は一生残る程のものだが、農夫らは、火傷させてしまったのは事故で、ほんの冗談のつもりだったと弁明。本人の体と心に刻まれた傷の重さは誰が償うのか。
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 北東伯が雨に泣いている。といっても、降らないからではなく、日曜日以来の雨で洪水などが相次いでいるため。バイア、マラニョン両州では四人の死者が出ているほか、マラニョン、セアラ、ピアウイ州では何千人もの人々が家を失ったり、一時的な避難を余儀なくされたりしている。洪水による疫病の心配もあり、今後の対応が急がれる。
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 サンパウロ州で承認され、ミナス、パラナ両州も導入を検討しているのが、囚人への足輪。信号によってどこにいるのかなどを監視でき、外出許可をとってそのまま帰ってこないといったケースを防止することが出来る。