ニッケイ新聞 2008年4月5日付け
カサビサンパウロ市長(DEM=民主党)は三日、トラックの市内運行をさらに規制する市条例を制定する意向を明らかにした。荷物を積載するトラックの規制範囲をこれまでの二十五平方メートルから百平方メートルに広げる予定。規制時間もこれまでの午前十時から午後八時が午前五時から午後九時に延ばされた。
新条例には、サンパウロ市南東部とサントス方面を結ぶマルジナル・チエテーとピニェイロス、バンデイランテス大通りを含まない。この三幹線道路は、車番の最終番号による乗り入れシステムで管理されるだけ。
特に、規制区域内のトラックでの引越しは、午前五時から午後九時まで禁止のため、引越し予定は交通規制のない土日や祭日に組むよう市が呼びかけている。ゴミ回収車や現金輸送車、ガス配達車も例外ではない。実施は五月十六日。
例外は、フェイラ「青空市場」の清掃車や生コン配達車とされる。トラックの大きさは、これまで六・三メートル以内は規制外とされたが、今回は軽トラも含めて全部となった。例外扱いを希望する場合、市へ申し込むよういっている。