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五輪本番へ交流げいこ=ブラジル柔道代表のユリさんら

ニッケイ新聞 2008年4月10日付け

 【静岡新聞】浜松市で中学・高校時代を過ごし、帰国後北京五輪ブラジル代表に選ばれた日系ブラジル人の柔道選手バルボザ・ダニエリ・ユリさん(24)が三日、五輪代表団の一員として同市を訪れ、ユリさんの父エジソンさん(46)が市武道館で開く教室でけいこに励む子どもたちと交流した。
 代表団は約二週間東海大(神奈川県)で練習し、帰国を前に浜松入りした。武道館には日系ブラジル人や日本人の子どもたち約五十人が集まり、あこがれの”オリンピック選手”にサインや握手を求めて殺到した。
 監督のホジクレイア・カンポスさん(39)は「日本の技術力の高さは見習う点が多い」と話し、「子どもたちのいいお手本になりたい」と笑顔で練習に参加した。
 ユリさんは浜松市天竜区の県立天竜林業高時代に、高校総体や国体で活躍。「夢がかなって本当にうれしい。これから海外での遠征が続くので、けがに注意して万全の態勢で本番に臨みたい」と意気込んだ。