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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年4月10日付け

 バイリンガル連載でエリート二世の一部が「セギメント・ニッケイ」という表現を使っていることを紹介したが、一世にとってはまったくピンとこない言葉だ。まだしも「コムニダーデ・ニッポ・ブラジレイラ」(日系ブラジル人コミュニティ)なら、ときどき聞く言葉ではある。一世にとって「コロニア」という言葉には、〃余語〃を以って代え難い愛着がある。そういうニュアンスは、逆に二世にとって分からない。情報としての言葉は通じても、込められた真意を理解するのはお互いに難しい。
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 ブラジル愛知県人会が主催して、十六日に行われる「筝曲演奏会」。今回来伯するメンバーの一人西村涼子さんは、日系ブラジル人。現在は家族と一緒に日本に住んでいるが、ブラジルに住んでいた当時は、作曲家の島田正市さんの指導を受けていたのだとか。「琴の演奏の指導は日本で受けたのかな。楽しみだ」と島田さんは嬉しそうな表情で話していた。里帰り公演での演奏が楽しみ。
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 今月十七日に北海道交流センターでディナーショーをおこなう北海道安平町出身の若手演歌歌手・正木はじめさん。二月の雪だるま祭りに参加するため初来伯した正木さんは、同協会の青年部の温かい歓迎を受けた。今回の来伯も、青年部長の自宅に滞在させてもらっているそう。先日は、青年部メンバーといっしょにウバトゥーバのプライアを訪れ、初めてのブラジルの海を満喫したという。二月の雪だるまは解けてしまったが、これをきっかけに日伯の青年同士の新たな絆が育まれているようだ。