ニッケイ新聞 2008年4月15日付け
シュノーミング協会の花房万利子理事長(インストラクター)、世界水中連盟(CMAS)所属で考案者の絹川富往さん、北村静江指導員、木村幸子さんらが四日来伯、ブラジル初の指導員でUSP教育学部体育学科のマリア・デ・ロウヂス教授と共に普及活動を行なっている。
シュノーミングとは、ガラスや金属を用いない水中メガネ、シュノーケル、足ひれを使い、プールで行なうスポーツで、年齢や障害、泳げない人も楽しめる水中有酸素運動。「シュノーミング協会」は〇三年にNPO法人として正式発足、現在会員は札幌を中心に約二百人だという。
昨年三月に初来伯した花房、絹川両氏は、アルモニア教育文化協会、コチア・A・クラブ、USPなどで指導。
その際、関心を持ったマリア教授が同年七月に北海道・札幌を訪問、二週間みっちりと特訓を受け、ブラジル初の指導員として認定され、帰国後普及活動に励んでいる。
現在では、外部からの生徒も加えた約十五人に指導、今回来伯した四人も助っ人に加わった。
マリア教授は、「初めたばかりだが、人気がよく、USPとしても本格的に指導を行なう考え」と話す。
「シュノーミングは体に対する負担が少ないため、腰痛や股関節疾患を持つ人にも最適のスポーツ」と花房理事長は熱弁、これからの普及活動にもやる気を見せていた。