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新型ガレリアが出現=徒歩で行けるミニ・ショッピング

ニッケイ新聞 2008年4月24日付け

 サンパウロ市内は交通渋滞が慢性化したことで、徒歩で行けるミニ・ショッピング・センター(以下ミニSC)の計画が進んでいる。夢と文化を売るショッピング・モールではなく、実用性を重んじた複合コンベニエンス・ストアーだ。
 ウルビア・パートナースは資本家を募り、スーパーと家庭雑貨品、造園業、家電製品などの大型店六軒に小売店百五十店が混在するミニSCを建設する考えだ。従来のガレリアを大規模化と組織化、有機化したものらしい。
 米国ではストリート・センターと呼び、横丁とも呼ばれる。企画には建設業者と管理業者、デザイナーの専門家スタッフが参加する。チェーンを持つ有名店や銀行は、ミニSCの核であり、スポンサーとして企画に参加する。
 交通が渋滞するほど重宝がられることが、ミニSCの目的である。外国では町内会や商店街で結束し、機能化させたものが多数ある。従来の建設が先で、後でテナント募集はしない。テナントが集まれば、どんなミニSCが出現するか分かる。