ニッケイ新聞 2008年4月24日付け
ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は四月度代表者会議を、十七日午後四時から三重県人文化擁護協会で行った。
与儀会長は「新執行部で、初めて代表者会議を行います。本日から岐阜県人会が県連に入ったことは、嬉しい限りです」とあいさつ。三、四月の事務報告、二、三月の会計報告がそれぞれ承認された。
会議冒頭には、今月五日に亡くなった福田康雄副会長(熊本)に対して一分間の黙祷を捧げた。福田氏の死去にともなう副会長の補充については、執行部で候補者を決め、五月の代表者会議で承認を得ることになった。
第十一回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)の状況報告では、五月中に各県人会のバラッカの位置を決めることを提案。また、ふるさと創生協会の「21世紀の日伯地域リーダー交流事業」について、県連が共催団体になることが決定された。
このほか、六月のサンパウロ市百周年式典に十六県の知事が出席する見込みであること、海上自衛隊練習艦隊乗組員の歓迎会を開催する方向で検討していることなどが報告された。
園田副会長は閉会の挨拶で、日本の百周年式典に与儀会長とともに出席するほか、海外日系人協会、全国知事会、JICA(国際協力機構)、ブラジル日本交流協会などを訪問し、県連をアピールする考えを示した。また、パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンなどの近隣諸国との関係強化も目標に掲げた。
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新執行部発足を受け、県連では新たに十二の委員会を設置、会議席上で発表された。委員会および委員長名は次の通り(敬称略)。
◎財務=園田昭憲
◎慰霊碑・サントス上陸記念碑=長友契蔵
◎百周年=与儀昭雄
◎県連センター=吉村幸之
◎フェスティバル・ド・ジャポン=加藤恵久
◎国際交流=矢野敬崇
◎国内交流=長友契蔵
◎スポーツ=加藤恵久
◎芸能=古田川英雄
◎文化=長友契蔵
◎事務局=山田康夫
◎定款改正=園田昭憲
各委員会のメンバーは、今後の代表者会議で決定する。定款改正は、執行部から園田副会長(鹿児島)、矢野敬崇副会長(大分)、杉本教雄第一会計(静岡)の三氏が、執行部以外からは、小松雹玄氏(秋田)、高野隼士氏(山梨)がそれぞれ選ばれた。