ニッケイ新聞 2008年4月25日付け
【静岡新聞】静岡県浜松市西区のはままつフラワーパークで去る十五日、ブラジルの国花「イペ」が木々の緑を背景に黄色いかれんな花を咲かせた。
イペは日本の桜のように、ブラジルに春の訪れを告げる花。寒さに弱いため、同園では霜害の出にくい場所で栽培に成功した。高さ十四メートルまで成長したイペは国内でも珍しいという。
花の見ごろは約二週間。二十九日にはブラジル移民百周年を記念した「ブラジルフェア」を開催し、園内でサンバパレードなど多彩なイベントを繰り広げる。佐原義彦園長(56)は「ブラジル人には懐かしさを、日本人には新たな魅力を知ってほしい」と話している。