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国連、芋類栽培を奨励=食糧危機に備え非常食指定

ニッケイ新聞 2008年4月29日付け

 国連の食糧農業機関(FAO)は、途上国が苦戦している食糧危機の解決策として人類の祖先が常食とした芋類の消費を奨励している。最貧国といわれるバングラデッシュでは米や小麦が高騰したため軍隊で最も安価な芋類を食べさせている。
 ペルーでは、芋類粉のパンを食べるよう奨励している。中国は世界一の芋類生産国である。続いてインドが二位の生産国だ。両国は食糧危機に備えて、芋類の生産キャンペーンを行っている。
 芋類はカロリーが高く、生産コストが安い。痩せ地でも栽培ができる。貧乏人の食べ物扱いされ、価格の変動もない。米は途上国で五〇%値上がりした。芋類は穀類ではないが、主食になる。マンジオカのようなものらしい。