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「土壌の状況知って」JATAKセンター=適切な肥料設計を

ニッケイ新聞 2008年4月29日付け

 土壌の状況知って――。JATAK(全国拓殖農業共同組合連合会)農業技術普及交流センター(広瀬哲洋所長)に勤務する長井邦夫研修部長(68、三世)が来社し、呼びかけた。
 昔は土地の状況も良く、植えれば良い作物ができる状況だった。しかし、近年では、土地が痩せ、良い農作物ができない状況だ。
 長井部長は「現在の日系農家は、土壌の破壊、微生物の減少などにより危機的状況に陥っている」と警告、「しかし、土壌検査をして適切な肥料設計をすれば、簡単に解決することができる」と話す。「微生物を増やすために、微生物を繁殖させた炭やぼかしを土中に入れるのが一番良い」という。
 続けて「土壌の検査をした結果を送ってくれたらこちらで適切な方法を教えます。少しでも多くの日系農家が、状況を改善して発展してくれれば」と呼びかけた。連絡はJATAK(メール=t.hirose@iptdajatak.com.br/電話=16・3973・1005)まで。