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ニッケイ新聞 2008年4月29日付け

 神戸で移民百周年式典が開かれた二十八日。NHK・BSの番組「きょうの世界」で、「シリーズ・ブラジル移住百年(1)日系人社会はいま」と題して特集が組まれ、リベルダーデ広場から生中継があった。レポーターは濱西栄二サンパウロ支局長。ブラジル側の百周年の盛り上がり具合や、日系社会が抱える今後の課題などが伝えられた。なお、今月三十日の放送では、シリーズ第二段としてデカセギらによる日本の日系社会の現状が放送されるそう。六月の移民の日を前に、メディアの注目度も高まっているようだ。
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 東京で二十四日に開かれた百周年式典には、天皇皇后両陛下、皇太子殿下、三権の長が出席、ブラジルメディアも大きく報じた。さてさて、問題は、皇太子殿下を迎えてのサンパウロ記念式典。何の物見遊山か、現在百周年協会理事が十五人近くも訪日中という余裕ぶり。入場方法など未だに広報されず、関係者から困惑の声も聞こえてくるが、せめて、国内外に恥じないものにしてほしい。