ニッケイ新聞 2008年4月30日付け
連邦令を改正して第三次政権が可能となるなら、ルーラ大統領の続投を望むかという質問に五〇・四%が望むと答えたことをCNT/Sensus調査会社が二十八日、発表した。拒否票は四五・四%であった。
調査は全国の百三十六都市で四月二十一日、二千人に質問した。誤差を上下三%とすると、支持と拒否で同率。しかし、流れとして、大統領が立候補するなら、セーラサンパウロ州知事の三五・七%を大きく引き離して続投の可能性がありそうだ。
立候補が予想される有力者でみると、第一の場合セーラ(PSDB=民主社会党)三六・四%、ゴーメス(PSB=社会党)一六・九%、エレーナ(PSOL=自由社会党)一一・七%、ロウセフ(PT=労働者党)六・二%。
第二の場合ゴーメス二三・五%、エレーナ一七・五%、ネーヴェス一六・四%、ロウセフ七・〇%。第三の場合セーラ三四・二%、ゴーメス一七・八%、エレーナ一四・一%、アナニアス三・八%。第四の場合ゴーメス二三・二%、アウキミン一七・二%、エレーナ一六・三%、ロウセフ七・六%である。
ルーラ大統領の政権評価が六九・三%と高いため、機密漏洩は影響がなかったようだ。評価の理由は好調な経済が五七・五%、雇用創出が四八・二%、所得向上が三七・八%。官房室を舞台に繰り広げられたドシエー事件は、三六・四%が何も知らないと答えた。