ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

食糧は構造的問題=世界の英知が誤算した盲点

ニッケイ新聞 2008年4月30日付け

 経済学者のミング氏は、食糧問題は構造的問題であって、早期解決のできることではないという。食糧危機の原因がバイオ燃料にあるというのは、無知な人間のいうこと。米の高騰は、粟や稗を食べていたアジア諸国の低所得層が米を食べ始めたことにある。
 肉や乳製品を食べられなかった人たちが、味を覚えたのだ。肉や乳製品の消費増は、農業技術の改良や生産性向上を、はるかに上回る。そこへきて原油暴騰による農業資材高騰の挟み撃ちだ。
 ブラジルは、肥料の七三・二%を輸入する。肥料の三要素は、窒素と燐酸、カリだ。窒素は原油に比例して高騰する。燐酸はモロッコとイスラエルにしかない。カリはカナダとロシア、ドイツに偏在する。普段良好な政治関係を培っておかないと輸入できない。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button