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西本願寺で総長交代=渡辺氏から松峯氏へ

ニッケイ新聞 2008年4月30日付け

 南米浄土真宗本願寺(通称西本願寺)の渡辺博文総長(70、山口県)が退任し、二十二日に家族の住む米国サンフランスシコに渡った。十六日には友人有志ら約二十人による送別会が、サンパウロ市の中華レストランで行われ、感謝のプレートなどが手渡された。
 「最初から農場で仕事があったアメリカ移民と違い、ブラジル移民は原始林の開拓など大変な苦労された。不思議なご縁でブラジルに赴任できてよかったです」としみじみ語った。
 後任には、先の南米教団臨時総会で松峯慈晄副輪番が選出されている。開教使として赴任したのは一九六七年で、本部勤務者では一番の古参。五月から総長に着任するという。