ニッケイ新聞 2008年5月1日付け
柔道の発展・普及に貢献してきたパウリスタ柔道連盟(フランシスコ・デ・カルバーリョ会長)は、今年、創立五十周年を迎えたのを記念し、二十七日午前、イビラプエラ公園内の柔道オリンピック・アレーナで、功労者表彰式を行なった。
普及に尽力してきた指導者ら約百二十人が、柔道着姿で整列し、それぞれに感謝状が手渡された。多くが日本人指導者で、観客席に多くの家族が駆けつけていた。
冒頭、挨拶したパライーバ州柔道連盟のシンバルド・アルメイダ会長(前ブラジル柔道連盟副会長)は、移民百周年を祝福し、「今日のブラジル柔道があるのは日本人移民のおかげ」と強調。
丸橋次郎在聖総領事館首席領事は「昨年の世界柔道選手権での活躍にあるように、ブラジル柔道のレベルは高まっている。日本人移住者によって持ち込まれた柔道は、ブラジルの青少年育成にも大きな貢献をしている」と力強く述べた。