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サンパウロ市議会=日系メディア、特派員らを表彰=「ブラジルの歴史の一部作った」

ニッケイ新聞 2008年5月1日付け

 サンパウロ市議会、サンパウロ記者組合、ブラジル記者連盟はサンパウロ市議会で四月二十八日夜、邦字紙など日系メディア機関、ブラジル駐在特派員ら約五十人を表彰する式典を開いた。百周年を記念したもので、約百五十人が出席した。
 グト・カマルゴ聖記者組合会長は、「移民同士の連絡だけでなく、日本文化を伝える役割も果たし、ブラジルの歴史の一部を作った」と顕彰。
 続いて、ブラジル記者連盟のアルシミール・カルモ理事が笠戸丸移民など日系社会の歴史などにも触れ、「バンザイ」と祝意を表現した。
 在サンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事は、「両国の理解を助ける掛け橋」と位置付け、「この百年を機がお互いをもっと知る機会になれば」とメディアの役割に期待した。
 野村アウレリオ市議は、戦前の日伯新聞で活躍したポルトガル語記者山城ジョゼ氏など日系ジャーナリストの貢献に触れた。日系市議では、神谷牛太郎氏もあいさつした。
 グローボ・インターナショナル社(本社・米国)のアマウリ・ソアレス社長が、提携社である在日メディア、インターナショナルプレス・ジャパン(IPC)の番組を紹介する場面もあった。
 来賓から、記念プラッカが贈られ、会場からは拍手が送られ、会場を移して行なわれたカクテルパーティーでは、受賞者らを囲んだ輪ができていた。
 日系の日本語メディアでは、ジョルナル・ニッポ・ブラジル、サンパウロ新聞、ニッケイ新聞、ブンバ、ファトスBJ、ラジオTVニッケイなどが表彰を受けた。