ニッケイ新聞 2008年5月6日付け
二天武道研究所(岸川ジョージ会長)は、四月二十一日午前十時半から、モオカ区のサンパウロ州立移民博物館(旧移民収容所)で、日本移民百周年記念、「さむらいの日」(毎年四月二十一日、サンパウロ市が制定)のパフォーマンスを行なった。移民収容所にさむらいたち(日本移民たち)が到着したというシナリオであった。
研究所道場の会員、一般の古武道愛好者らおよそ百人が参加した。鎧(よろい)をはじめ、さむらいの衣装をつけた会員たちが、初期移民が携行した日の丸を掲げ、マリアフマッサの汽車から下車、という趣向。そのあと博物館前の庭で、岸川会長による古式豊かな二天一流、および香取神道流の型が披露された。
こどもたちを対象に古武道のワークショップをし、侍衣装の会員たちと記念撮影を楽しんだ。二天武道研究所は移民の日前後に、リベイロン・プレト市で同様の趣旨のイベントを計画している。