ニッケイ新聞 2008年5月7日付け
【共同】日本からブラジルへの移民百年を記念するフェスティバルが三日、横浜港で開かれ、日系人ら約三千人が参加、音楽に合わせて技を競う格闘技「カポエイラ」のパフォーマンスや「ミス日系」コンテストを楽しんだ。
横浜港は、神戸港に並ぶブラジル移民の出発地。会場となった横浜大さん橋ホールには、移民の歴史を伝える写真展示コーナーや、ブラジルの食べ物の模擬店が設けられた。一九五六年に横浜から渡航、ブラジルで延べ約三十年過ごしたという元商社員、内山勇さん(76)は「ブラジルはこれから大きく発展する。日本に住む日系人の地位を高めていくことも必要だ」と話した。