ニッケイ新聞 2008年5月8日付け
森林伐採に続いて、海辺湿地帯の環境規制が始まった。規制でつるし上げに遭っているのは、海老養殖。エコシステムの有害物リストに掲載された。
環境省は、海浜にある政府の公有地と生態系を保護する海岸遊休地での養殖を禁じた。しかし、業者は官房室へ養殖の継続を陳情した。環境省の措置は、トラックで通行人を跳ねとばすようなもの。
海老養殖は地域産業として広範囲に定着しているので、その廃業は社会問題になりそうだ。貧しかった北東伯にふるさと創生を図ったのは、北リオ・グランデ州。続いて北東伯全域に広がった。現在千二百の養殖場があり、六万五千トンの海老を生産している。