ニッケイ新聞 2008年5月8日付け
「vacina do sapo」(カエルの予防接種)とよばれるインディオの民間療法が、サンパウロ市のいくつかの県人会館でも一時期行われていたが、今後は注意した方がいいようだ。四月末の伯字紙によれば、サンパウロ市近郊ピンダモニャンガーバ市で、四十歳ブラジル人男性がその療法を施した五十二歳ブラジル人男性が死亡し、地元市警が事件として事情聴取した。これはアマゾン河流域のインディオが用いる民間療法で、「Phyllomedusa bicolor」というカエルの粘液を集めて傷口に塗るもので、体調にもよるが気持ち悪くなる人もあり、かなり強いといわれる
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今月はじめにかけていくつかの運動会を訪れたが、ブラジルの運動会では、日本でも見たことのないような競技が多く行われていた気がする。考えてみると、戦前戦後頃から運動会が始まって、それらの種目が変わらずに受け継がれているために、常に変化する日本では見られない種目があってもおかしくない。日本移民の努力により、変わらぬ運動会が現在まで続けられているのだろう。