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国債で安い金調達=銀行、企業に低利の道を開く

ニッケイ新聞 2008年5月9日付け

 政府は六日、S&Pによるブラジルの投資格付け引き上げ後初めて欧米での国債を発行し、年五・二九%の五億ドル低利資金を調達した。政府は昨年四月、同国債を発行し二〇一七年期限で年五・八八%払った。
 米金融危機で金融市場は、国債に食傷気味である。しかし、S&Pの格上げが後押しをしてくれた。この国債発行に気をよくした政府は、アジアでも柳のドジョウを狙う。
 海外での国債発行は、政府よりも民間企業に資金調達の方法を示威したといえそうだ。政府は外貨準備のために国債発行をしたというより、都市銀行続いて民間企業が後に続くよう道を開いたといえる。