ニッケイ新聞 2008年5月9日付け
ふるさと巡り一行が訪ねたジェズス・デ・イグアッペ教会の〃ご神体〃ともいえるキリスト像の由来は神秘的だ。近くの海岸に箱に入った石像が沈みもせずに漂っているのが見つかり、引き上げてみるとイエスの石像だったとか。当時の都のサンビセンチに持っていこうとすると重たくて動かず、町に向けると急に軽くなったという伝承が伝わっている。これを祝って毎年八月には大きな祭りが行われ、近隣から十万人もが集まるとか。
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サントス上陸記念碑から「笠戸丸とブラジル」に図柄が変更された百周年記念五百円硬貨。ブラジル側で著作権問題がくすぶっている中、造幣局は新図柄硬貨の貨幣セット販売を発表した。ブラジルで購入できるかはまだはっきりしないが、こちらでも希望する人は多いだろう。産経新聞サイトの報道による造幣局のコメントは、「今度こそは大丈夫です」。