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斉藤ブラジル空軍総司令官=原爆慰霊碑に献花

ニッケイ新聞 2008年5月10日付け

 【中国新聞】斉藤準一空軍総司令官(65)が四月二十六日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花をささげた。
 サンパウロ州生まれの日系二世で昨年二月、日系人初の軍総司令官に就任。ブラジル移住百周年の記念行事などで来日し、「広島を訪れ、被爆地の苦しみを知りたい」との念願をかなえた。
 原爆資料館では、前田耕一郎館長が「今も被爆者は放射線障害などに苦しんでいる」と説明。斉藤司令官は「悲しみで胸がいっぱいだ。世界中の人々がヒロシマと向き合い反省すべき」と強くうなずいた。